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休みの終り

ホリスティックハーブ療法事典―日常生活の健康と症状にハーブの薬効を生かした決定版

(つづき)

そんな私たちがしなければいけなかったことは ”薬”を手放すことでした。

(これは私たちが”やってしまった”ことなので 必ずしもすべての方にしたほうがいいということではありません。きちんと薬を飲むことで好転していくもの 続けなくてはいけない病状はあると思います。ただこれが私たちの”選択”だったということです。)

ここに来ていただいている方の中には同じような状態のかたもいるかもしれませんが 私はあえて”病名””薬品名”は書いていません。

書いてあることでもっとわかりやすくなることもあるとも思います。でもそれはあくまでも 病院の中の区分でしかないと思っているからです。”病気”は”気が病む”ことです。そしてそれはひとりひとりまったく同じものはないからです。

子どもたちがかかる水疱瘡やおたふく風邪にしても 本の通りにはいきません。熱の上がり方タイミング 腫れ 湿疹 たとえ兄弟であってもおなじにはいきません。そのときにできることをしてあげるだけです。

アトピーにしても今は「ああアトピーね」と母親たちであれば通じてしまいます。それでも私が子どもの頃は アトピー=奇妙な 原因の分からない といわれるようにとても珍しくそれがさらに両親を悲しませていたかもしれないのです。

健康診断で”再検査”通知を受けたことで不調を感じるようになることがあるそうですね。そして不調を訴え”病名がつく”ことで”病気になる”こともある そんなことはないでしようか。不安の中どこかの”規格”の中にいたい その規格の中で癒されもとの生活に戻っていく人も多いでしょう。でも人の体はすべて規格通りにはいかない そして自分に合う規格を探すのです。(私の場合はつねに不調だったので当てはまらなかったのですが…) 

夫の”病名が決まった”ことで 私はいろいろ調べます。もちろん書いてある症状もあります。でも同じでもないのです。

もちろん病院にはいっていました。何もせずに会社を休んでいるわけにはいかないですから。それでも私たちは考えていました。

ちいさな会社です。病気だからとすぐクビになることはないでしょう、だからといって休んでいる人間を抱える体力もなかったのです。でも私たちには時間が必要でした。そこで”傷病手当”という方法をとることにしました。収入は今までの6割、経済的には厳しい それでも そこから「やっと休める」と思えたのです。

薬を手放すといっても この数ヶ月飲み続けたものが「じゃあさよなら」といくわけがありません。減らし戻ししているあいだ 再びゆり戻しと副作用に悩まされます。再びの不眠頭痛 もうずっとこのままではないんだろうか と思う日が続きます。飲み続けることは書いてありますが 減薬の方法はどこにも書いてないのです。

それでも ひとつひとつの変化を感じながら 小さな一錠をいくつにも割って それでもそのひと欠片を減らすことに一週間二週間の時間をかけてならしていくのです。あらためてどんなに薬のちからが強かったのか感じます。

そして バランス。幸いにも夫の薬は二種類 6錠ほど それも早い時期に2錠づつにしていました。それでも同じように減らすことはできず 最後まで 「頭痛は絶えられるけど この不安感はどうにもならない」といっていました。

(早い時期からそれぞれの薬についての効果効能それによる副作用をしらべていましたので、そうでなければ訴えた症状ごとにあと2,3種は増えていたでしよう)

そして少なくなくなればなるほど ゆり戻しが大きくなるようでした。1,2日飲み忘れて「このままいけるか」と思ったとき突然落ちるような感じ。彼曰く「やべまた(体に)ばれちゃったよ…」

こうして経過を書けるのも私が本人ではないからですね。「そんな感じで数ヶ月が過ぎました」と書いてしまえば一行ですが 「いつまでこんなこと…」と思う毎日でした。

そして今は薬は飲んでいません。症状がまったくなくなったということではありません。でもやっと『自分のからだ』が帰ってきた、こんな自分が自分ならこいつと付き合ってやろうと。

やっと今 ゼロに戻ったのです。

薬の話だけをしましたが そのあいだにも 食事 生活習慣 歩くこと マッサージ いろいろなことをしながら 一歩一歩だったのです。(その話はまた…)全部のことを完璧に出来ているわけではありません。それでもいろいろなことにであったことで自分なりに”選ぶ”ことができるようになったのです。

天気の変わり目は体を温め 月が満ちるのを静かに待つ。

気の長い話のようですが 自分のからだはけっして自分だけのちからでできているのではないのですから。いまは少しその声に敏感になっているだけかもしれません。

ゆっくり静かにからだのこえを聞いてみてください。

きっと聞こえてきますよ。  

 

  

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コメント

 大変だったのですね。「体にばれちゃう」っていうのはうまい表現ですね。私の夫は、先日退院したばかり。これから、減薬の段階へと進むことでしょう。自然の声に耳を傾けていきたいな、と思いました。

投稿: pafy | 2007/02/20 22:02

本人ではないのでこのような伝え方がどうかわかりませんが…
私たちの場合 ”これまでの私”がやっと夫に理解できた感があったので お互いに暴走しないように確かめながらできたのかもしれません。
どうしても結果を急ぐあまり”声”が聞こえるのを待てなくなってしまうようですから。  

投稿: kicco | 2007/02/21 11:46

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